メディア掲載

弊社がニッサン石鹸様に提供しているAR(拡張現実)ソリューション「エア・ファーファ」が、2009年11月23日(月)に日経新聞社の日経MJに紹介されました。(画像をクリックすると拡大します)

日経MJ 2009年11月23日(月)家電&eビジネス欄より(引用)

eリテール 消費を動かす

拡張現実 ニッサン石鹸“動く包装”

〓ここが新しい〓
設備投資が不要。パッケージをアイフォンでうつすだけで、キャラクタが飛び出したように動かすことが可能。新しい製品情報の表示も可能に。
 柔軟剤のボトルをアイフォーンで撮影すると画面上にふわふわのクマが現れてよちよち歩きだす--。


 カメラの映像に電子的な情報を付加して体験させるAR(拡張現実)技術を使ったこんな“近未来型”の販促ツールがまもなく登場する。AR技術を使う販促はまだ珍しいが、ユーザーに商品を深く知ってもらう有効なツールとして、消費財メーカーなどから熱い視線を集め始めている。

 白いクマのロゴで有名なニッサン石鹸(東京・墨田)の柔軟剤「ファーファ」。ボトルや紙箱の「ファーファ」の文字をアイフォーンの専用ソフトで撮影すると、画面に雲に乗ったクマが現れる。画面上を歩くクマに触れると転んだり指をよけて歩く方向を変えたりする。

 「まるで生きたクマがパッケージから飛び出したように感じてもらい、商品に親近感を持ってもらう」(同社)のが狙いと話す。AR技術は販促への応用が期待されていたが、実際に消費財の販促に使われるのは日本では珍しい。

 ソフトはトゥーンライン・コーポレーション(東京・中央)が提供。9月にホームページ上で告知すると、ミニブログ「ツイッター」で話題となるなど、注目を集めている。
 ニッサン石鹸の浅野知彦部長は「販促の負担が減る点もメリット」と話す。柔軟剤のボトルに試供品の洗剤を付ける従来の販促の場合、1000万円以上の経費がかかったというが、今回は約10分の1で済んだ。

 商品のロゴの文字を認識する方式のため、パッケージに特別な仕掛けはいらない。販促のために生産ラインで工程を増やす必要も無く、負担が大幅に減ったからだ。

 「ボトルの柔軟剤のような利幅の小さい商品では販促費を抑えることが重要」(浅野部長)と、新しい販促手法に期待を込める。

 AR技術は商品の詳しい情報を提供するツールとしても期待が高まっている。商品のパッケージ上に成分情報などを乗せられる面積は限られているためだ。 「ファーファ」の場合、今はホームページのURLを記載するなどして対応しているが、今後は携帯電話をかざすだけで情報が表示されるようにすることも計画 している。

 一方、課題も見えてきた。今回のソフトはアイフォーン専用で利用できる人はまだ限られる。専用ソフトのダウンロードも必要で、広く宣伝する媒体にはまだ育っていない。

 同社も「メーンの購買層である主婦層との親和性はあまりない」(浅野部長)と認めている。ただ、「携帯で写真を撮ることが当たり前になったように、AR技術も普及する時代が来る」とみていち早くAR技術を利用した販促に取り組んだという。

 最近は通信事業者各社が多機能携帯を相次いで発表しており、日本でも拡張現実に対応できる携帯は着実に増えてきた。

 AR技術を使って販促をする条件は整いつつある。ただ消費者が積極的に使うようにするためには、携帯をかざしてでも見たくなるような充実したコンテンツ作りがカギとなってくる。(鈴木淳)
注意:この記事は、2009年11月23日(月)に日経MJに掲載された記事を引用したものです。

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