【コラム】ソーシャルメディアでネットマーケティングのルールがこう変わった(その2)2010/7/10

(その2)ソーシャルメディアマーケティングでこう変わる
前回(その1)で述べたように、マンボウ型のマーケティングは、情報爆発社会、アテンション・エコノミーの到来によって効果を失ってきた結果、新たな手法として注目されているのが、ユーザーが新しい社会とのかかわりとして利用を始めたソーシャルメディアを使ったマーケティングである。

それは、従来のネットマーケティングの方法論と全く異なるパラダイムの変更であり、それをするに値するインパクトを持ち、結果としてネットマーケティングにおいて根本的なルールの変更を突き付けるものであるといえる。

ソーシャルメディアマーケティングとは

改めて、ソーシャルメディアマーケティングとは、何かということについて整理しておきたい。ソーシャルメディアマーケティングとは、「ユーザーがソーシャルメディアを通じて社会と関わる行為に、企業も一人の登場人物として参加する」ということだといえる。

こうすることで、初めて、ユーザーに「何かを伝えることができる場」を与えられ、「聞く耳を持ってもらえる状況」を作ることが許される。

その中では、ユーザーと企業の関係は対等。話題の提供はあるが、売り込みはない。情報を与えるし、与えられる。などなど。これまでの一方的な 情報提供⇒成約 の考え方とは大きくことなることが分かってもらえるだろうか。

ソーシャルメディア時代のルール

上は、Twitterを使って実際に発生した事例をもとに、ソーシャルメディア時代のネットマーケティングのルールを記載した。
前ページ(その1)のこれまでのネットマーケティングのルールはたくさんの中から、数少ない成約につなげるという考え方だったが、ソーシャルメディア時代のネットマーケティングは、一人一人のユーザーとの信頼関係がベースになっていることが分かってもらえると思う。
①信頼(理解・共感)
ソーシャルメディアマーケティングでは、はじめ1対1の信頼関係づくりから始まる。Twitterでいえば、ユーザーがこちらのアカウントを見つけてフォローしてくれる、こちらからアプローチする、などから、始まる。Twitterは最初の関係を作るハードルが非常に低いので、多くのソーシャルメディアの中でも企業側からアクションしやすいものの一つだ。

②共有・紹介
ソーシャルメディアで特に重要なところは、ユーザーと企業の1対1のやりとりを、別のユーザーが見ているというところ。それがまた、別のユーザーとの信頼関係に繋がる。ユーザーが感じてくれた信頼は、ユーザーの友人に紹介されるなどして広がっていく。この伝搬力がソーシャルメディアの重要な特性だ。理論上は、6回紹介されれば、世界中の誰とでも繋がることができる。

③場の形成(共通の価値観)
そのうち、企業、ユーザー(場合によってはほかの企業も)が集まった形で、同じ価値観をもった「場」が形成され始める。そこは、ユーザー同志が企業を共通の話題として交互にやりとりしたり、企業同士が絡むのをユーザーが楽しんだり。企業は、その場のホスト的な役割をもち、話題を提供したり、遊びを提供する等、場を盛り上げることを求められる。

④共創
企業からユーザーへ話題の提供。ユーザーから企業へ要望。そういったやり取りが普通に起こるような状況が生まれる。この状態では、ある新商品についての情報を企業から投げかけたとして、受け入れてくれるユーザーは利用してくれるし、受け入れないユーザーは要望を返してくれる。一番厳しいのは無関心だが、それがなくなる。

全ては個が基本という考え方

以上で述べたように、根本的なルールの変更とは、


 ・多くの中から少ない成功を探すのではなく、1対1のやり取りの積み重ねから大きな集団に育てる
 ・それに伴い、「マス」から「個」へアプローチの単位の変化


だといえる。
従来もOne to One マーケティングというような言葉があったとおり、重要であったが、ソーシャルメディア上でその施策を展開することにより、個別対応という一見面倒な作業に対して結果がついてくるようになった。投資対効果という観点からも非常に効率の良いものになったように思う。


この流れの中では、顧客との関係性をどうやって設計するかという情報設計と、企業の持つリスクを勘案した適切なソーシャルメディアの運営という要素が一層重要になることは、いうまでもない。

【株式会社トゥーンライン・コーポレーション 会社概要】
商号    : 株式会社トゥーンライン・コーポレーション
代表者   : 代表取締役社長 秋山 慎治
所在地   : 〒104-0033 東京都中央区新川1-6-12 AIビル茅場町3階
設立年月日 : 平成18年7月2日
主な事業内容: Flips( http://www.flips.jp/ )の運営、拡張現実ソリューション、店長代行.com( http://www.tenchodaiko.com/ )などを中心とした、インターネット販促支援事業
URL     : http://www.toonline.co.jp/
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